- 商品番号
- CDR117
- 原盤LPのプレス地域・レーベル
- フランス CLUB FRANCAIS
- 原盤LPのレコード番号
- 137
- 作品名
- モーツァルト:Vn協奏曲5番K.219,7番K.271a
- 演奏者
- C.シルルニク(vn) D.シャブリュン指揮セント・ソリo.
- 原盤LPの記録形式・盤サイズ・枚数
- モノラル 12インチ
- 価格
- 1,080 円 (税込)
- コメント
- ピンク白F,紙,1950年代モノラル録音
知られざる名演!
1923年パリ生まれのユダヤ人ヴァイオリニスト、シャルル・シルルニクは知られているとは言い難い状況である。先のフェラスのように大手レーベルに録音があれば名前くらいは知られるはずだが、フランスのマイナーレーベル、それも通信販売用のレーベルとあっては、この現状も仕方が無いところか。パリ音楽院でJ.ブシュリとM.シャイエに師事。1939年に卒業するも第二次大戦に巻き込まれ、弟エミールはアウシュビッツで死亡。自身は海外に逃れ、戦後はコンセール・ラムルーo.の奏者となる。1947年からソリストとして活動。1953年にはフランス・ラジオ放送の定期出演メンバーとして室内楽、協奏曲など精力的に録音に参加した。しかしソリストとして残っている正規録音はデュクレテ・トムソン、ERATO、クリュブ・フランセ、VEGA、PHILIPSをあわせて7点。モーツァルトはVEGAに入れたVnソナタと当協奏曲の2種のみで、オリジナルLPはどちらも非常に高額。シルルニクは一聴物足りない印象も受けると思われるが、品の良さでは同レーベルで3・4番を入れたマカノヴィツキーにも負けていない。あえて鳴らさず、できるだけ抑えて表現。しかしその抑制からこぼれ落ちる音は、ビロードさながらにツヤツヤした優しさを持ち、まるで女流奏者かと思うような奥ゆかしい上質な音色である。1950年代のモノラル録音。RIAAカーヴ補正済。目立つノイズ無し。