CD-R制作ポリシー

当社が制作しているCD-RはオリジナルLPの代用品ではなく、
あくまで音データをお分けするという考えで制作しています。
一度デジタル化されたアナログ音源は、もはやオリジナルLPと同じではありません。
それは如何なる高級な機材を使用しても変わりません。

しかし、50年という時の経過により生じた音源権利の消失、
あるいはデジタル技術の急激な進歩により、
入手困難な希少/高額なLPの片鱗を楽しんで頂く事が可能となりました。
人間の耳はデジタル化された信号から復号した音でも
芸術として認識できる能力を備えています。
良質な音楽を届ける事で、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

制作のポリシーは下記の通りです。

・低価格を実現。
一枚1,000円(税別)。その為、過剰な装飾、説明文の添付をしない。
トラック切り等の長時間を要する作業は基本的に常識範囲内、必要限度とする。

・オリジナル性の尊重。
原LP通りの内容とし、勝手なカップリングはしない。
一個人の見解、曲解説などの日本語の文章は添付しない。
・音質加工を施さない。
一部業者では音にメリハリをつけた加工が認められるが、
EQカーブの補正を除き、ノイズカットやブースト等の音源への加工処理は一切行わない。
そのため軽度の針音や場合によっては一部ノイズが入る事もあるが、
LPを再生した際の自然な雰囲気を重視し、修正作業などは行わない。
ノイズ個所は特に明記しないが、勿論鑑賞を害さない範囲。
・法律遵守の徹底。
一部業者では版権切れ前のCD-Rを販売しているようだが、
版権切れ前の商品は購入者も処罰の対象になる。
50年の保護期間を考慮し、余裕を持ってCD-R化。安心して購入可能。
尚、2018年末に行われたTPP11による著作権法の改正の際に再調査を行い、
結果、改めて全作品が適法だった事を確認しております。

以上のポリシーのもと、今後もラインナップを拡充予定です。
オーディオ屋ではなくレコード屋が作るCD-Rとして、
皆様に愛されるよう努力する所存です。

最後に、制作された音源の一部を動画で紹介します。
Youtubeでの再生となりますので音質の劣化がある事をご承知ください。